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【27冊目】生涯投資家(村上世彰)

生涯投資家

「お金儲けは悪いことですか?」

26冊目「投資バカの思考法」は著者の藤野英人さんのことをなんとなく好きという理由で選んだのですが、27冊目「生涯投資家」は著者の村上世彰さんのことがなんとなく気になるという理由で選んでいます。

中盤から終盤にかけて読み進めているときに気持ちが高ぶり、「個別株式に投資してみたいなあ」という気持ちがふつふつと湧きあがってきました。

もし私が今後個別株の取引を始めたとするならば、この本を通じて「投資」の面白さ、楽しさを窺い知ったことがきっかけになります。心臓の音が聞こえそうなくらい興奮しました。

「個別株式もやってみたら?投資はおもしろい!」という風に背中を押してもらった気分でいます。(勝手に解釈しているだけです。)

相対的に日本は悪循環に陥っている

日本

将来この国は、どうなっていくのだろうか。
GDPは、もう四半世紀伸びていない。成長なきところに、投資は起きない。
投資家にとっては、成長性こそ最重要事項と言っても過言ではないからだ。
成長とは、投資家にとっては将来のリターンであり、投資をする理由そのものだ。
だから日本の株式市場はGDPと同様にこの四半世紀、成長してこなかった。
上場企業の資本効率は世界的にみても低い水準のままだし、したがって評価も低い。
日本市場は投資家にとって魅力的とはとても言い難く、投資の対象として厳しい状況にある。

ここら辺を読んでいるときに、「村上世彰さんは日本の将来について真剣に考えているし、日本人として危機感を強く持っている」という風に私は感じました。

グローバル社会でアメリカと中国に勝てていない日本のGDPが伸び悩んでおり、成長が見込めないので投資が集まらないということは、誰でもわかると思います。

「日本市場は投資家にとって魅力的とはとても言い難く、投資の対象として厳しい状況にある」ならば、淘汰されていく日本企業に目を向けるのではなく、グローバル社会の勝者であるアメリカと中国の企業に投資すればいいのでは?と、思ったのですが、村上世彰さんは投資家としてではなく日本人として「将来この国は、どうなっていくのだろう」ということを危惧しているのだと思いました。

将来この国(日本)は、どうなっていくのだろう

日本

日本経済の永続的な成長のためには、コーポレートガバナンスが大切であることを実感し、これを自らがプレイヤーとなって変えていこうと決意して、四十歳を目前にファンドを立ち上げることにした。

「将来この国は、どうなっていくのだろう」ということを問題と捉えて、日本企業を正しい方向に導くため、日本の将来のためにプレイヤーとして変えていこうと決意して立ち上げたのが「村上ファンド」だと私は思います。

今更こんなことを思っても仕方のないことですが、「村上世彰さんが逮捕されて当時4000億円以上のファンドが解散に追い込まれた」ということは、日本にとってマイナスでしかないと思うし、彼とファンドを必要以上に追い込んだ人間がいるならば、そいつらはクソ野郎だと思います。

今更こんなことを思っても仕方のないことでしたが、そう思わずにいられませんでした。

話を戻して、日本をどう変えていくか?それは、アメリカ企業のように日本企業にもコーポレートガバナンスを浸透させることでした。

コーポレートガバナンスとは?

日本

コーポレートガバナンスとは投資先の企業で健全な経営が行われているか、企業価値を上げる=株主価値の最大化を目指す経営がなされているか、株主が企業を監視・監督するための制度だ。
根底には、会社の重要な意思決定は株主総会を通じて株主が行い、株主から委託を受けた経営者が株主の利益を最大化するために経営をする、という考え方がある。

村上世彰さんは「不器用というか、職人気質がある」という印象を抱いたのも、また事実です。

なぜなら、「日本市場は投資家にとって魅力的とはとても言い難く、投資の対象として厳しい状況にある。」という考えを持ちながらも、同時に日本の将来について真剣に考えているからです。

「日本市場は投資家にとって魅力的とはとても言い難く、投資の対象として厳しい状況にある。」という風に考えているなら、相対的にグローバル社会の勝者であるアメリカや中国に投資すればいいわけで、沈みかけている船にわざわざ手を差し伸べる必要が、投資家としてあるのか疑問に残ります。

「生涯投資家」には村上世彰さんの日本企業、日本経済、そして日本の将来のために「コーポレートガバナンス」で日本を変えていこうという想いが載せられています。

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