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【6冊目】ちょっとした勉強のコツ(外山滋比古)

「ちょっとした勉強のコツ」外山滋比古

金融投資の情報を収集し、理解して身につけるために様々な本を読みました。最低限の情報は一通り網羅できていますが、知識として身につくのは一朝一夕には習得できませんね。

これから先何十冊もの金融や投資に関する本を読んで行くにあたり、早い段階に勉強の仕方を勉強するのは今後の生産性が高まると思い、外山滋比古さんの本に行き着いた次第です。

結論として、「この本を”今”読んでおいてよかったな」と心から思っていますし、今後読み返す可能性がとても高いと感じました。

Kindleでハイライトをつけることができない設定に多少不便を覚えましたが、代わりに本書で推奨されている書くことに結びつきました。その辺を考えての設計だとしたら脱帽です。

古来三上

文章を練るのに適した場所は、「馬上・枕上・厠上」であるという古来からの言い伝えで、馬上は馬の上、枕上はベッドの中、厠上はトイレの中にあたります。

そして、全てに共通して言えることは動きが制限されている、ということ。つまり、制約が加わることでエネルギーが高まり知的活動においても同じである。

加えて、フロー状態にアイデアが浮かびやすいのではないかという仮説もたちました。身体共にリラックスできている状態を1日の中に取り組むのは戦略的だと言えるでしょう。

収穫逓減の法則

時間が長くなればなるほど学習効率が下がるのは間違いないので、勉強は短時間に集中して行った方が遥かに効率が高く合理的です。

仮に、10分間にできる勉強の量をAとする。20分間では2Aができる。30分なら3A、というように、時間に比例して増えていく。しかし、100分になると、10Aにならず、8Aとか9Aにとどまる。さらに200分も同じことを続けていると、12Aとか13Aになってしまう。(ちょっとした勉強のコツ)より

勉強はどれくらい長い時間、机に向かっているかではなく、どれだけ集中しているかによって効果が決まってくる。だらだらした長時間勉強など、そもそも勉強の中に入らない。(ちょっとした勉強のコツ)より

モンテーニュ「随想録」

モンテーニュは随想録に「つまらぬことが我々の気を散らし、そらせる。というのも、そういう小さなことが我々を抑えるからだ。」と述べています。

Youtubeみちゃったり、スマホでTwitterみちゃったり、撮りためてた写真をインスタにUPしたり。そうです、私のことです。ぐうの音も出ないぐらい胸に刺さりました。

いきなり全部やめろっていうのは無理なんで(多分ストレス死する)Youtubeを削除しました。PCはブックマークから、スマホはアプリを。

これからはYoutube観てた時間をTwitterやインスタに利用するのではなく、本を1ページでも読み進めたり、ブログを1行でも執筆する時間に使いましょう。(ただただ自戒)

タイム・ハングリー

時間と競争するように、緊張感を持って勉強や仕事をする。立派な成果というのはそうした緊張と集中のもと生まれるというもの。

時間が少し足りないくらいがちょうどいいという意味でタイム・ハングリーと呼ばれています。では、どうしたらタイム・ハングリーになれるのか?本書で次のように述べられている。

だらだら時間に任せて勉強するのはいけない。勉強の時間割を作る。1日の勉強時間を少なめに抑えて、例えば、3時間とする。それを、4つに割って、40分づつの枠をこしらえる。1つ済んだら5分休む。そしてまた次の40分にかかる。もちろん、それぞれ別のことを勉強する。時間との競争だから、放っておいてもタイム・ハングリーになる。(ちょっとした勉強のコツ)より

類を持って集まるな

異業種の専門家や、自分とは別世界で生きる人との交流から新たなアイデアが生まれるなど、創造的であり有益であるというのには同感です。

同業者がいると縮こまってしまいがち。その分野に詳しい人がいると「何か言ったら詳しくツッコまれるのでは?」と考えてしまうこともある。

仮に3人集まって3人とも同じ考えならば、世間話程度で終わるのは目に見えているので効率的とは決して言えない。

逆に別世界に生きる人なら、お互いに興味を持つことになり、放っておいても盛り上がるだろう。無論、ある程度の専門的知識を持っていることは求められる。

そういう雑談の中から生まれた新しい気づきを、持ち帰って新たに試して成果をあげるということは十分に考えられるし、現実味のある話でした。

セレンディピティ

「使いやすかったあのボールペンどこいったんだよ〜」と、ぶつぶつ言いながら探し求めているときは全然出てこないのに、別の日に急に見つかったりするあのイメージ。

これはモノ以外でも、勉強や仕事においても置き換えることができると本書で述べられている。重要なポイントは一つのみ。それは真剣に取り組んだ結果の副産物ということ。

きっと、誰もが1度はイメージやアイデアが「浮かぶ」というより、「さっと降ってくる」感覚を経験したことがあるだろう。その感覚を言語化してくれているので要チェック!

なにもしないで、ぼんやり天井をにらんでいたら、どこからともなく素晴らしい考えがまいおりてくる、というのではない。また、半分眠っているように、気の抜けた状態でいるときに天来の妙想がおとずれる、というのでもない。とにかく、何かを求めて一心に努力している必要がある。精神が緊張状態にあるときに、中心の問題ではなく、周辺の、あるいは予想外のところの事実、アイデアが、視野の中へ飛び込んでくる。そういう意味でのインスピレーションであり、偶然の発見である。(ちょっとした勉強のコツ)より

繰り返し反復

初めてある特定の分野に触れるときは、別世界に放り込まれたような、いきなり日本語の通じない、言語の異なる国にワープしたように錯覚します。

今まで全くしてこなかった金融や投資の勉強を始めた私にとって、この分野の本を読む進めるのは簡単なことではありませんでした。難しい単語や専門用が数多く存在するからです。

しかし、誰もが0からのスタートなわけで、生まれてからプロフェッショナルや専門家だったわけではありません。成功している人は例外なく勉強してきたでしょう。

本書はこのことに関しても1つの大きなヒントを与えてくれ、「こういう感覚は俺だけじゃないんだ」と、勇気付けられました。誰もが0からのスタートなのだと。

初めてのものについての説明、使用法の言葉は、最も密度の高い、情報量の大きな表現である。1度読んだくらいで、分かるとすれば、その方がおかしい。2度読む。まだ、わからない。3度、4度読むと、少しずつわかってくる。しかし、たいていの人は1度だけしか読まないで、わからない、と言うのである。書き手と読み手の情報の落差が大きければ大きいほど、表現は難解と感じられる。こう言う場合には、繰り返し繰り返し読むのが唯一有効な方法である。

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